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オアマルってどんな町?
オアマルはニュージーランドの南島に位置する、人口約1万4千人ほどの海沿いの小さな町。
小さな町なのでバスで向かうのが一般的。インターシティ・コーチラインズを利用するとクライストチャーチから約3時間半、ダニーデンからは約2時間ほどで到着します。
地元で掘り出される「オアマルストーン」と呼ばれる石灰岩で建てられた、ビクトリア調の建物はまるで19世紀にタイムスリップしたかのよう。その他にも「スチームパンク」と呼ばれるジャンルの鉄くずアートは、ビクトリア時代の人が未来に馳せた希望を感じることができ、少年心をめちゃめちゃくすぐられます。海沿いに向かうと可愛い「ブルーペンギン」や「イエローアイドペンギン」達に会うことができるのもこの町の魅力の一つ。
オアマルの観光スポット9選!!
- オアマルストーンを使ったビクトリア調の街並み
- スチームパンクHQ
- ホワイト・ストーン・シティ
- ニュージーランド・ウイスキー・カンパニー(New Zealand Whisky Company)
- ホワイトストーン・チーズ(Whitestone Cheese)
- ブルーペンギンのコロニー
- イエローアイドペンギンのコロニー(Bushy Beach)
- エレファントロック
- モエラキ・ボルダー
1.オアマルストーンを使ったビクトリア調の街並み
オアマルストーンと呼ばれる良質な石灰岩はこの町の主要な産業の一つ。オアマルストーンはニュージーランド中の建築に使われているが、その中でもオアマルの白い建築が並ぶ町並みは壮観。ニュージーランドの主要銀行の1つであるANZのオフィスもまるで宮廷のようです。周りの建物も同じように白い石灰岩で建築されており、街中を歩くだけで19世紀にタイムスリップした感覚を味わえます。本格的にビクトリア時代の雰囲気を味わいたいなら、11月中旬に訪れるのがおすすめ。「Oamaru Victorian Heritage Cerebratiuons」と呼ばれるお祭りが開催され、ビクトリア時代の衣装を着た人々で街がにぎわいます。
2.スチームパンク博物館
男心をくすぐるデザインのアートがみられる「スチームバンクHQ」。そもそもスチームバンクって何ぞや?という方は以下のサイトをご参考に。
1980年ごろに流行し始めたSFジャンルの1つで、「蒸気機関が大きく発達した未来世界」を描く世界観。「スチームパンクHQ」ではその世界観を十分に満喫することができます!また、オアマルの町中にはこのスチームパンクをモチーフにしたであろうロボットやメカ生体ゾイドのようなオブジェがあちらこちらに、少年たちはテンション上がりまくること間違いなしです!(笑)
3.ホワイト・ストーン・シティ
「ホワイト・ストーン・シティ」はオアマルの通称で1882年に建設された穀物倉庫を改装した小さな博物館。ビクトリア時代を体験できるアトラクション型博物館。ビクトリア調の衣装を着た従業員さんが館内を案内してくださるそうです。詳細は下記サイトで実際に訪問された方が記事を書いていらっしゃいますのでご参考に。とても分かりやすいです。
ニュージーランドの「オアマル」で19世紀にタイムスリップ!大人しい私がコスプレしてみた結果https://tabippo.net/newzealand-oamaru/
4.ニュージーランド・ウイスキー・カンパニー(New Zealand Whisky Company)
ニュージーランド・ウイスキー・カンパニーは惜しまれつつも1997年に廃業したダニーデンにあったウイローバンク蒸留所の樽を買い取り、営業を続ける蒸留所です。店内ではウイスキーの購入はもちろん、テイスティングを行いお好みのウイスキーを探すこともできるようです。2020年12月現在は改装のため一時休業中のようですが、お酒好きの方はリニューアル後に立ち寄ってみるといいかもしれませんね!
公式HP:https://www.thenzwhisky.com/
5.ホワイトストーン・チーズ(Whitestone Cheese)
オアマルの名産品の一つ、「ホワイトストーン・チーズ」が楽しめるのもこの街の魅力の一つ。ニュージーランド国内のコンテストで賞を受賞したこのチーズは、ウイスキーとの相性もばっちりなはず。ニュージーランド・ウイスキー・カンパニーで購入したウイスキーと一緒に、ゆっくりと晩酌を楽しむのもまた一つ旅の楽しみといえるかもしれませんね。
公式HP:https://www.whitestonecheese.com/
6.ブルーペンギンのコロニー
灯台の近くにある「ブルーペンギン」のコロニー。この町では体長わずか30~40㎝の世界最小のペンギンに会うことができます。フェアリーペンギンとも呼ばれるその小さな体は愛らしさ満天。ビジターセンターには200個近い巣箱が設置されており、夕方に海から帰ってくるペンギンたちを観察することができます。ペンギンが戻る時間になると観光案内所の方による解説もあるようなので、英語を予習してから行くとブルーペンギンの魅力をさらに知ることができるかもしれませんね。ペンギンたちの保護のため、夜は写真撮影禁止となっています。マナーを守って可愛いペンギンたちを愛でましょう!
公式HP:https://www.penguins.co.nz/
7.イエローアイドペンギンのコロニー(Bushy Beach)
オアマルの町で会えるもう1種類のペンギンが「イエロー・アイド・ペンギン」です。日本語ではキガシラペンギン、キンメペンギンと呼ばれることもあり、そのお顔はとってもハンサム(笑)。ニュージーランド固有のペンギンで、最も北に生息するペンギンの一つと言われているそうです。そんな彼らですが、2019年時点で約1600羽程度と数が激減しており保護動物に指定されているようです。ペンギンの中では珍しく単独行動を好むイエロー・アイド・ペンギンはその数の少なさもあり、お目にかかることが難しいペンギン。そんな彼らに会うことができるのが町から約3キロほどのBushy Beach。
観察しやすいのは彼らが海に出る前後の早朝と夕方ごろ。崖の上の展望台から観察することになるので双眼鏡を持参するのがおすすめです。
8.エレファントロック
オアマルから国道83号線をしばらく走ると突如現れる、奇妙な形の岩々。映画「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」のロケ地となったことで一躍有名になりました。海底で地区生起した石灰岩が地殻変動により地上に現れ、さらに風雨の浸食を受けてこの奇妙な形が形成されたといわれています。中には5m以上の巨岩もあり、ロッククライマーたちにも人気のスポットとなっているようです。このエリア自体は私有地のようなので許可なくキャンプなどはせず、マナーを守って楽しみましょう!
公式HP:https://waitakinz.com/elephant-rocks/
9.モエラキ・ボルダー
まるで人の手で加工されたかのようなきれいなまん丸の巨岩群。オアマルの約40㎞南にあるモエラキには、この不思議で巨大な丸石が海岸線のあちらこちらに転がっています。丸石ひとつの重さは数トン、大きいものでは高さ2mにもなるようです。ニュージーランドの先住民マオリの伝説によると、この丸石は1000年ほど前に座礁した大きなカヌー、アライテウル号から流れ着いたひょうたん型のウナギを入れる篭なのだとか。 科学者によるとこれらの丸石は約6000万年前に形成されたものであるとのこと。真珠ができる過程のように核となる化石や骨のかけらに海中の鉱物の結晶が付着し、長い時をかけてこの丸石が形成されたようです。すぐ近くの森の中には丸石を一望できる展望台があるようです。運がよければ、波間で遊ぶイルカたちにも会えるかもしれません!
公式HP:https://www.moerakiboulders.com/
さいごに
オアマルの魅力を感じていただけたでしょうか?小さな町ですが魅力いっぱいのオアマルの町。ぜひニュージーランド旅行先の候補にいかがでしょうか!
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